結婚相談所 50代の現実|女性・男性別の壁と入籍しない選択

結婚相談所 50代の現実|女性・男性別の壁と入籍しない選択 年代・状況別

この記事でわかること

  • 「結婚相談所 50代」の成婚率に単独の数字がない理由
  • 50代の活動データ(お見合い回数・在籍期間の目安)
  • 男女で大きく開く50代の会員比率
  • 入籍する・しないを最初に決める重要性と事実婚の法的な差

まず結論

結婚相談所の成婚率に「50代」単独の数字はなく、IBJでは45歳以上をまとめて男性23.6%・女性15.7%(2024年)としています。会員に占める50代以上の割合は男性のほうが厚く(IBJ17.4%・パートナーエージェント19.6%)、女性は少数派です(IBJ8.7%・パートナーエージェント5.0%)。50代の相談所選びは、成婚率の高低より先に「入籍するか、事実婚や通い婚など別の形にするか」を決めておくと選びやすくなります。今回確認した範囲では、初婚でも50代から入会できる会社が多く、年齢の上限・下限は会社ごとに違います。

「結婚相談所 50代」で検索すると、成婚率の高さ・低さを競う記事が並びます。でも50代の婚活で最初につまずくのは、数字の高低より「入籍を目指すのか、別の形の関係を望むのか」がはっきりしないことです。

「結婚相談所 50代」の成婚率という数字は存在しない

50代だけを切り出した公式の成婚率は見当たりません。IBJ「成婚白書2024年度版」(図2_7)は年齢層を「〜29歳」から「45歳〜」までの5区分で示しており、50代は必ず「45歳〜」に含まれます。45歳以上の成婚率は男性23.6%・女性15.7%(2024年)で、これは「成婚者÷(成婚者+成婚以外の退会者)」という退会者ベースの計算です。分母の定義は会社によっても違うため注意してください。詳しい仕組みは結婚相談所の成婚率のからくりへ。40代後半の方は、年収別クロス集計も載せた結婚相談所は40代女性に厳しい?・結婚相談所は40代男性に厳しい?もどうぞ。

50代の活動データ|お見合い回数・在籍期間・会員に占める割合

50代以上の会員比率の男女差(IBJ・パートナーエージェント)

IBJ公式サイトの【2023年版】成婚白書に基づく中央値では、50代の活動量は次のとおりです。

年齢層・性別 お見合い申込数 実際のお見合い 交際期間 在籍期間
50〜54歳・男性 86人 13回 約4ヶ月 約1年1ヶ月
55〜59歳・男性 45人 10回 約4ヶ月 約11ヶ月
50〜54歳・女性 申込11人・申受53人 7回 約3.5ヶ月 約8ヶ月
55〜59歳・女性 申込21人・申受53.5人 8回 約3ヶ月 約8ヶ月

出典:IBJ公式サイト「50代の結婚相談所での活動データ」(2026年9月8日確認)

男性は「申し込む」お見合いの数が女性よりはるかに多く、女性は「申し受ける」側に回っています。

会員に占める50代の割合は、男女でどれくらい違うのでしょうか。年代別の会員構成比を公表している会社を確認すると、次のとおりでした。

会社 男性50代以上 女性50代以上 時点
IBJ(加盟店ネットワーク全体) 17.4% 8.7% 2026年4月時点
パートナーエージェント 19.6% 5.0% 2023年9月1日時点
ツヴァイ+IBJ(合算・女性のみ公表) 掲載なし 50代9%・60代以上2% 2022年3月時点

出典:IBJ公式サイト/パートナーエージェント公式サイト/ツヴァイ公式ブログ(いずれも2026年9月8日確認。ツヴァイ公式ブログの数値はツヴァイ単体ではなく、ツヴァイとIBJを合算した女性会員の構成比です)

パートナーエージェントの数字を40代と比べると、男性は40代36.6%→50代以上19.6%(約半分)、女性は40代29.1%→50代以上5.0%(約6分の1)でした(同社公式サイト)。男女差は40代でも既にありますが、50代でさらに開きます。

ゆいの取材メモ

年代別の会員構成比を公式サイトで確認できたのは、今回調べた範囲ではIBJ・パートナーエージェントの2社でした。ツヴァイは女性についてIBJとの合算値のみ公表しています。公表していない会社を検討する場合は、資料請求や無料相談の際に、自分と近い年代の在籍者数を具体的に尋ねるのが確実です。※公式サイトを確認した範囲の記録です。

50代の独身は「未婚」だけでなく「離別」も目立つ

国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2025」表Ⅵ-23によると、2020年の50歳時点の未婚割合は男性28.25%・女性17.81%です。離別(離婚)の割合も男性6.50%・女性10.64%あり、女性は未婚17.81%に対し離別10.64%と、独身(未婚・死別・離別)に占める離別の割合はおよそ3分の1強でした。

50歳時点(2020年) 未婚 死別 離別
男性 28.25% 0.50% 6.50%
女性 17.81% 1.49% 10.64%

出典:国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2025」表Ⅵ-23(2026年9月8日確認)

同研究所の表Ⅵ-4(性,年齢5歳階級別初婚率)では、2023年の初婚率(人口1,000人あたり)が夫50〜54歳0.62・55〜59歳0.31、妻50〜54歳0.36・55〜59歳0.16です。数字は小さくても、50代の婚活を「初婚の壁」だけで捉えると再婚を考えている人の存在が見えにくくなります。子どもの有無や伝え方など再婚特有の準備は再婚の婚活はどう進める?子連れ・40代50代の準備と伝え方で解説しています。

相談所選びの最初の分岐|「入籍する」か、しないか

多くの相談所は入籍をゴールに設計し、成婚の定義も婚約や交際終了時点に置いています。一方、中高年専門の茜会は「入籍だけにとらわれない」パートナー探しを掲げています。料金案内ページは「成婚料をいただいておりません(西日本の一部プランを除く)」としていますが、プラン別ページには成婚退会時の「成立費」を定めるプランもあり、条件はプラン・地域で違います。契約前に必ず確認してください。

仕組みの例 掲げている方針 成婚料の扱い
総合大手(IBJ加盟店など) 入籍・婚約をゴールに設計 成婚時に発生する会社が多い
中高年専門(茜会) 「入籍だけにとらわれない」パートナー探し 料金案内ページは「成婚料なし」表記(西日本の一部プランを除く)。プランによっては成婚退会時の成立費の記載あり

出典:茜会公式サイト(コース・料金案内)/同(自分で選べるプラン)(いずれも2026年9月8日確認)

事実婚を選ぶ前に知っておきたい法的な差

事実婚や通い婚を選ぶなら、法律婚と扱いが異なる制度も押さえておきたいところです。内閣府男女共同参画局「いわゆる事実婚に関する制度や運用等における取扱い」(2021年12月14日公表)が整理しています。

  • 相続権:内閣府の資料によると、事実婚のパートナーは民法890条の「配偶者」にあたらず法定相続人になれません(同資料は最高裁平成12年3月10日決定を挙げています)。財産を渡したい場合は、遺言などの備えを検討することになります。
  • 相続税の配偶者控除:法律婚の税額軽減は事実婚に適用されません。
  • 遺族年金:事実上の婚姻関係と生計維持関係が要件で、「事実婚関係及び生計同一関係に関する申立書」などの手続きを経れば事実婚でも対象になり得ます。第三者証明などの書類が必要で、認定は年金事務所が行います(相続とは扱いが違います)。
  • 医療同意:法律上の明文規定はなく、厚労省のガイドラインは判断を委ねる「家族等」を「親族関係のみでなく、より広い範囲の人」としています。実際の運用は医療機関ごとに確認が必要です。

出典:内閣府男女共同参画局/日本年金機構(いずれも2026年9月8日確認)

相続や医療同意が不安なら任意後見契約や公正証書も選択肢です。個別の判断は弁護士・行政書士、年金事務所、市区町村の窓口へ。

同居・介護・子をどこまで条件に出すか

50代のお見合いでは「同居するか」「親の介護をどこまで担うか」「子どもや孫との関わり方」が、若い年代より具体的な話題になりやすくなります。Yahoo!知恵袋には、50代男性が複数の婚活サービスを掛け持ちしても希望条件が通らず苦戦している2023年2月の投稿があり(個人の投稿で一般化はできません)、希望条件を広げると選択肢が増えるという回答が寄せられていました。

無料相談で先に確認しておきたい論点は、主に次の3つです。

  • 入籍前提にしない交際を希望する場合の入会時の伝え方
  • 同居・介護をどこまで初期条件にできるか
  • 親や子どもへの紹介のタイミング

公式サイトには線引きが書かれていないことが多く、個別のカウンセリングで決まる項目です(公式サイトを確認した範囲の記録です)。

50代向けの相談所タイプ別の選び方

50代向け相談所タイプ別の選び方の早見表

今回確認した範囲では、50代の選択肢は大きく3タイプです。

入籍の希望 タイプ 例 費用の目安 こんな人向き
どちらでも 中高年・シニア専門 茜会 プランにより入会初期費用66,000円・月会費6,600〜13,200円(税込)、成婚料なし。ただし西日本スタンダードプランは成立費220,000円、別体系「自分で選べるプラン」は成立費150,000円の記載あり 入籍にこだわらず活動したい(40代〜シニアが中心)
入籍したい 年齢を区切った専門コース オーネットスーペリア 入会金33,000円・月会費12,100円・お引き合わせ料1回5,500円(いずれも税込)、成婚料なし 活動地域(関東・関西・東海)に該当する(男女とも45歳〜対象)
入籍したい 総合大手 IBJ加盟店、パートナーエージェント 入会金・月会費・お見合い料・成婚料など会社ごとに幅がある 全国・幅広い会員数から探したい(全年代対象)

出典:茜会(コース・料金案内)/オーネットスーペリア料金ページ(いずれも2026年9月8日確認)

費用の項目は入会金・月会費・お見合い料・成婚料など多岐にわたり、年代別の割引がある会社もあります。年代別の料金の違いは結婚相談所の料金は年代で変わる?へ。向くタイプは入籍の希望・活動地域・費用感で変わるため、複数社の資料請求や無料相談で比べてください。

よくある質問

Q. 初婚でも50代から入会できますか?
A. 今回確認した範囲では入会できる会社が多いです。年齢の下限・上限は会社ごとに違うため、無料相談で確認してください。

Q. 60代目前でも入会できますか?
A. 会社によります。45歳以上対象の専門コースや、年齢の上限を明記していない中高年専門の会社もあります(入会条件は各社に確認してください)。

Q. 地方在住や年金生活でも活動できますか?
A. オンライン面談に対応する会社が増えていますが、対面前提の会社もあります。費用体系も違うため無料相談で確認を。

まとめ

  • まず、入籍を目指すか、事実婚や通い婚など別の形にするかを決める
  • 次に、「入籍したい」か「籍は入れなくてもよい」かで相談所のタイプを絞り込む
  • 気になる相談所の無料相談で、自分の年代の在籍数と結婚の形についての方針を具体的に聞く

この3ステップを踏むだけで、相談所選びの遠回りはかなり減らせます。

婚活カタログ編集部。結婚相談所・婚活アプリ・結婚式場を、実際に資料請求や公式サイトの一次情報にあたって中立の立場で比較しています(特定の相談所・アプリに所属しない調査者です)。

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